木材
最近の物価高や気候変動、SDGsの取り組みで「ECO]という意識がますます高まってきました。
おうちづくりにおいても、その意識を持つことはもはや常識となっています。
では、どんなおうちがECOなのでしょうか?
また、どの様なメリットがあるのでしょうか?
これからECOなお家~省エネ住宅について~お話していきたいと思います。
 
 
”2021年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、
カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。”
 
続いて、
経済産業省の【第6次エネルギー基本計画】では
2050年に住宅・建築物のストック平均で
ZEH・ZEB基準の省エネルギー性能が確保されていることを目指す”
と発表しました。
森と街
少し難しい政策のお話から入りましたが、これからの私たちの暮らしに大きくかかわるお話です。
 
環境省の「脱炭素ポータル」というサイトでは、「エコ住宅チャレンジ」という取り組を紹介しています。
脱炭素社会に向けて私たちに出来ることは?
<家庭でのエネルギー削減について>どんなことが出来るのか?
暮らしはどのように良くなるのか?
というのが気になりますよね!
 
「エコ住宅チャレンジ」では、我慢するのではなく快適・健康という生活の質の向上のための新しいライフスタイルについての提案をしています。
役立つ情報が沢山ありますので、ご興味のある方は是非覗いてみてくださいね!
 
 
新しくお家を建てるのであれば、「消費エネルギーを抑える」=「光熱費を抑える」
その上快適な暮しが叶うのであれば、大きなメリットがあります
 
そこで今回は、
「『エコ住宅』ってどんなお家?」ということからお話していきたいと思います。

エコ住宅とは、「省エネルギー住宅」です。

エネルギー源グラフ
電力のグラフ

省エネポータルサイト 省エネって何?経済産業省 資源エネルギー庁

家庭で最もエネルギーを消費しているものは、電気

電力消費は、エアコン、冷蔵庫、照明で5割以上を占めています。節電の際にはこれらの省エネが大きな鍵となります。

また家庭の電力消費において、30%を占めているのが、暖冷房です。省エネ性能の高い住宅とはこの暖冷房のエネルギーを抑えることが出来る住宅ということになります。冬においては、室内のあたたかい空気が逃げないこと、夏においては、室外からの熱が室内に侵入しないことで、少ない暖冷房エネルギーで快適に過ごすことが出来るようになります。
 
そのために重要なのは、
 
冬に熱を逃さない「断熱」と
夏に熱を侵入させない「日射遮蔽(しゃへい)」です。
電球と計算機
省エネルギー住宅はエネルギーの消費を抑えるだけではありません。「断熱」と「日射遮蔽」により、
 
・真冬や真夏でも少ないエネルギーで過ごしやすい(快適さ)
・光熱費が節約できる(経済的)
・結露によるカビやダニの発生を抑制できる。ヒートショックのストレスが少ない(健康的)
・結露による木材などの腐朽や建材の劣化が抑制される(耐久性)
 
という利点があります
人にもお家にも快適でお財布にも優しいとなると断然考えなくてはいけないですよね!

開口部の断熱

リビングの窓
断熱に関する図
住宅の断熱で重要なのが、開口部の断熱性能を高めることです。なかでも窓は、熱の出入りが大きいので、断熱上の重要なポイントとなります。冬の暖房時に、室内に逃げ出す熱の約6割が窓などの開口部からで、夏の冷房時に室外から侵入する熱の約7割は窓などの開口部からです。
窓の断熱性能は、ガラスとサッシの組み合わせにより決まります。サッシを木や樹脂を使ったサッシにしたうえで、ペアガラスにするだけでも大きな効果があります。
 
 
smicle標準仕様は、高性能ハイブリッド窓+LOW-Eペアガラス窓なので、高い断熱効果があります。

日射遮蔽性能を向上させるポイントは?

住宅の外観
断熱の表

国土交省:ZEHの定義 参考資料より

建物の工夫としては、日射遮蔽という点からも屋根や外壁の断熱性能の向上があげられます。「外皮熱貫流率」と言って、室内と外気の熱の出入りのしやすさの指標が示されていますが、この値が小さいほど断熱性が高いお家になります。
 
smicleのお家は、UA値0.58 (値が低い方が高断熱になります。)
大阪府の地域区分は5~7に当たりますが、基準値は0.87なので、高い断熱性能と言えます
 
これは、断熱材や施工方法によって変わってきます。一見ではわからないところなのでお家づくりの時にはしっかり確認をして施工会社を選びたいですね。

 

 

また、開口部の設計において庇やシェードの設置を検討したり、開口部の大きさや設置場所を検討することはとても有効です。

次に、簡単ですぐに実践できることであれば、窓の日よけを工夫すことです
実はブラインド・すだれ・シェードなどで日よけを徹底することが一番有効だそうです。その場合は、必ず窓の外側に設置してくださいね!

まとめ

「省エネ住宅」を実現させるには、まず
 
・断熱、気密性能を向上させる
・日射遮蔽性能を向上させる
 
といった建物の工夫が何より重要で、基本的な工夫となります。この2点は重要な上に建物自体の工夫となるので後から改善させることはなかなか難しく、多くの費用が掛かってしまいます。
その為お家づくりの時点で、しっかり検討してくださいね。
この2点が一定に確保できた後にその他の建物の工夫を考え、その次に設備機器の選択や設置に向かうという順番が適切です。
 
その為には、
・最低限省エネルギー基準で定められている断熱性能を確保する
・さらに、省エネルギー基準で定められている断熱性能の1.5倍の性能確保を目指せば「最小限の
エネルギーで冬暖かい」を実現
・気密性能の向上を意識し、実践している住宅会社を選ぶ
という点を意識することが重要です。
 
 
次回は最近よく耳にする「ZEH住宅」についてご紹介します。

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