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室内の空気環境を整える、漆喰の歴史
こんにちは。
Smicleの長井です。
今日は、室内の空気環境を整えてくれる
漆喰の歴史について書いていこうと思います。
漆喰とは、主に壁材に使われる材料です。
近年壁材界隈では、ビニールクロスの台頭により
漆喰が使われることが少なくなってきました。
しかし、漆喰は日本の家、世界の家にも深くかかわってきた、
壁の王様といっても過言ではないのです。
漆喰が一番最初に使われたのが、今から約5,000年前のエジプトの
ピラミッドの中の壁につかわれています。
ピラミッドは基本、王様のお墓として作られています。
その王様のお墓に使れる漆喰がすぐに脆くなってしまう
素材であっていいはずがない!!
当時の人はすでに漆喰のすばらしさに気づいていたのではないのでしょうか?
漆喰はヨーロッパでも馴染み深い素材となっています。
イタリアやギリシアなどの白いお家、あれも漆喰です。
現在、世界でコロナウイルスがパンデミックを起こしていますが、
ウイルスの大流行は歴史的に何回も繰り返されています。
その中でも歴史の教科書にも残るペストの大流行が
1300年ごろの中世ヨーロッパで発生しました。
当時の世界人口約4億人の22%がなくなったと言われています。
そんなペストから助かることのできる人々もいました。
それが家に漆喰を使っていた人だったんですね。
日本でも馴染みの深い漆喰ですが、
古くは奈良時代や平安時代に高級建材として広まり、
戦国時代には優れた耐火性と耐久性が認められ、お城に使われました。
世界遺産の姫路城はその漆喰の白さから、白鷺城ともいわれていて、
今もなお輝きを放っています。
そして、優れた調湿性が認められ、商人がモノを保管しておく蔵にも使われるようになりました。
このように漆喰は、
昔から人と関わりあってきたんですね。
スマイクルでは綺麗な珊瑚の粉末に漆喰を混ぜ込んだ、珊瑚の漆喰を使用しています。
サンゴももちろん漆喰の効果である湿度の調節や耐久性に優れています。
ぜひスマイクルの「珊瑚のいぶき」をつかって室内環境を整えましょう!