さて、様々な和室の使い方をご紹介しましたが、ここで和室を作る際に後悔しないためのポイントをお伝えします。
①使用用途と使用頻度を考える
たとえば客間として和室を作ろう!と考えたとして、実際に訪れるお客様はどれくらいの頻度でどんな規模でしょう?
それが年に1度2度程度の1~2人の来客であれば、しっかりと広さを取った和室は、コストとして見合っていないかもしれません。
そこまで来客はないが、宿泊の際に使う部屋が欲しい、というのであれば、リビングと併設で引き戸の間仕切りだけした畳スペースを設けるといいかもしれません。
開放して普段はリビングとして、来客時のみ扉を閉めて客間にする、といった使い方ができます。
お子様の遊びスペース等も同じです。いつまでそのスペースを遊び場として使うのか、また子供が使わなくなってからはどのように使うのか、はっきりとイメージすることが大事でしょう。
数年後の用途を明確にすることで、必要な広さが決まってきますよね。
②どのように“和室”を取り入れるのか
次に重要なのは、どのような形で和室を設けるのかというところです。
一口に和室といっても、様々な形式があります。
襖・障子を建具に使った純和室、小上がりになった和室コーナー、リビングの一角に畳を貼るだけの畳コーナー。
使い方によって、和室にするのかコーナーにするのか、建具を設けるのか…。
小上がりの畳コーナーは引き出し収納を付けることもでき、ちょっと腰掛けるにも便利ですが、お子様の遊び場として使うのなら高さに気を付けなければいけません。
用途に合わせてどのような様式にするのか、じっくり考えてください。
そして、家のテイストによっては和室が合うのかどうか心配な方もいると思います。
最近の畳には様々な種類があって、モダンな雰囲気の正方形型もあり色展開も豊富です。
壁紙・壁材と畳の組み合わせで洋室になじませることも容易ですし、組み合わせによってお家を更に素敵に彩ることができるのです!
ぜひ和室を含めた内装のコーディネートを楽しんでください。