
(この記事を執筆している時点では)このところ雨が降り続いていたこともあり、かなり冷えてきましたね。
寝る時もお布団にくるまっていないと寒いくらいですわ

さて、私事ですが早いもので私が現場監督として働き始めて1年以上たちました。
『朱に染まれば赤くなる』やら『郷に入っては郷に従え』と言いますか、
この業界で1年も働いていると、建築業界では当たり前だけど一般的にはそうでもない、みたいな部分が分かるようになってきました。
今回は私が感じた最も大きな違い、『単位』のことについて書いていこうと思います。
これは有名なことだとは思いますが、建設業界での基本単位はmm(ミリメートル)です。
職人さんが「150」と言えば150mm(=15cm)のことですし、「1820」と言えば1820mm(=1m82cm)のことです。
一般的にはcmやmがよく使われるのではないでしょうか。
建築業界では数mmのズレで不具合が発生するので基本単位がmmになっているのではないかと私は考えています。
しかしcmやmを全く使わない、という訳ではありません。
「40セン」、「3メーター」といった表現も聞きます。
正直どうやって使い分けているかは分かりません。 なんとなくで使い分けていると思っています。
そして特に住宅建築に関わっている人あるあるだと思うのが「910がキリがよい数字に思える」です。
「910のどこがキリが良いの?」と思うのが普通の感性だと思います

だって素因数分解しても910=13*7*5*2ですからね。
キリが良いと言われる要素が見当たりませんよね

ですが、この業界では910を基本単位として建物を作ることがよくあります。
下の写真は実際の図面から一部を切り取った物なのですが…